本州と九州の間に位置する関門海峡。
関門橋や海底トンネルを使って行き来できるのは有名ですよね。
意外と知られていませんが、実は関門海峡は歩いて渡ることができます。
今回は、関門海峡を歩いて渡った感想をまとめてみました。
関門海峡とは?
まずは関門海峡について簡単におさらいしておきましょう!
関門海峡は、本州(山口県下関市)と九州(福岡県北九州市)を隔てる海峡です。
現在の下関市の馬関の「馬」と現在の北九州市門司区の「門」の両岸の地名から名前がつけられています。
約6,000年前の本州と九州が分断された際に形成された海峡と言われていて、交流交易や防衛の拠点、国内交通では本州と九州の結節点、さらに日本海と瀬戸内海をつなぐ海上交通の要衝など、現在までにさまざまな役割を果たしてきました。
日本の歴史としては「壇ノ浦の戦い」や宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘を行った「巌流島」があることで有名です。
関門海峡を歩いて渡れる「関門トンネル人道」とは?
関門海峡には、海底約50メートルに「関門トンネル人道」が作られています。
名前のとおり、歩行者や自転車専用の通路で通勤や通学で多くの人が利用しています。
関門トンネル人道の全長は約780m、大人が歩いて渡った場合の所要時間は20分程度と言われています。
歩行者の通行は無料、自転車の場合は20円がかかります。
関門海峡を歩いて渡る!実際に感じたこととは?
友人が暮らしている九州に向かう際に、関門トンネル人道を利用しました。
関門海峡を歩いて渡ることができることを教えてもらったことがきっかけで、遠回りをするルートと知りながらも関門トンネル人道を訪れました。
入口の見た目は、観光名所と言うよりも地元の方が利用する一般のトンネルという感じです。
全長1km以下のためののんびり歩いても30分程度かな?と考えながらトンネル内部へと向かっていきます。
海底や海中をイメージしているのか、トンネル内部は青色でした。
海中が覗ける窓があれば面白いのになと思いつきましたが、やはり地元の方のための通路のため、窓はありません。
一般的な地下トンネルと同じ雰囲気が似ているため、海底を歩いて実感はありません。
ですが、山口県と福岡県の県境が床に表示されているのを目にしたときは、少しワクワクしました。
さらに、下関側・門司側のエレベーターホールと関門海峡浪漫マップに設置されているスタンプをひとつ押すと「関門TOPPA!記念証」が貰えるのも良かったです。
やはり、記念になるアイテムを貰えるというのは、いくつになっても嬉しいものですね。
まとめ
今回は、関門海峡を歩いて渡ることができる関門トンネル人道を実際に歩いた感想を簡潔にまとめて紹介しました。
トンネルに特別な設備や装飾はありませんが、ちょっとしたワクワクポイントがあり意外と楽しめました。
関門海峡周辺を訪れた際は、ぜひ関門トンネル人道を歩いてみてください。